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前立腺針生検

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【前立腺生検】

現在のところ、前立腺癌の確定診断には前立腺針生検が必須の検査です。

ちょっと痛そうなイメージがあり、敬遠される方も多いと思います。怖いですよね(゚д゚)

 

大きく分けて二つの方法があります。

1.経直腸針生検

2.経会陰針生検

 

1.経直腸針生検

こちらは文字通り直腸越しに針を刺して前立腺組織を採取する方法です。肛門から直腸エコーという親指ほどの太さの超音波端子を挿入し、前立腺を観察しながら針を刺します。

直腸からの穿刺は痛みがほとんどなく、麻酔をかけずに行うことも可能です。

2.経会陰針生検

こちらは肛門から直腸エコーを挿入するところは同じですが、針を会陰部から刺して生検します。会陰部とは、肛門と陰嚢の間の平らなところです。

こちらは痛みが強いため、麻酔をかけて行うのが普通です。

 

癌の検出力に両者の差はみられませんが、生検に伴う感染症は経直腸のほうが多いと報告されています。経直腸ですので、やはりキレイではないのです・・・。

 

生検で針を刺す本数は施設ごとに大きく異なります。


日本泌尿器科学会のガイドラインでは、

「初回生検では辺縁領域を中心とした10-12か所の生検が推奨され(推奨グレードA)、再生検では、尖部や腹側生検を追加した多数か所生検が癌検出率を高める可能性がある(推奨グレードB)」と記載されています。

Ploussardらは2014年の論文で「前立腺体積が大きい患者では12か所生検より21か所生検のほうが癌検出率が有意にすぐれていた」(Ploussard G, et al. Eur Urol. 2014)と報告しています。

 

当院では現在、経直腸で10か所の生検を施行していますが、今後麻酔併用の経会陰生検の導入や、18本程度の多数生検の導入を検討しています。

次回はMRIを活用した標的生検(Target biopsy)についてお話しします。

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まさき

Author:まさき
泌尿器科医のヒトリゴト 
へようこそ

がん診療拠点病院(東京都品川区)の前立腺センター長が、がん治療、その他、気の向くままにつぶやきます
自分の頭の整理も兼ねて・・・
あくまで個人的見解です

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